皮から手作りの餃子がおいしすぎる

餃子は大好きで、わたしが物心ついた頃から母とよく作っていたっけ。

当時は市販の皮に手作りの餡を包んでいた。
地元の工場が作っている皮なんだけど、つるんとした食感が特徴で、おいしすぎていくらでも食べられるの。

そんな懐かしの餃子を自分で皮からこしらえたい。あの味を再現したいと思い、チャレンジすることにした。

皮の分析

実は何度か餃子を皮から手作りしたことがある。
出来栄えはかなりもっさり。あのつるんとした食感には遠く及ばなかった。

そこで、原材料を調べてみることに。
とういことでさっそくスーパーへレッツゴー。

あった、あったわよ!
ふむふむ、もち粉ってやつが使われてるのねあのつるんの正体は餅だったのかぁ。 よし!それじゃあ作ってみよう!

生地を作る

餃子のかわは強力粉がメイン。そこに隠し食材、もち粉を入れる。
もち粉と言っても、いろんな種類があるんだけど、たまたま家にあった白玉粉を使ってみることにした。

材料が決まれば後は簡単。
粉と熱湯を2:1の割合にすればいいの。それをこねれば生地ができるってことね。

今回は強力粉150gと白玉粉50gを配合してみました。
そこに熱湯100mlを加え、菜箸でぐるぐる混ぜて。


触って暖かく感じるくらいに温度が下がれば手でこね始めらます。

餃子の皮はパンをこねるのとは違い非常に簡単。
(パンはイースト菌という微生物が出すガスによって膨らむの、だからイースト菌の扱いがちょっと難しい)

粉と水分を均一に混じらせる事だけに全集中。
ぐっと押して伸ばしては折りたたんで。


5分もこね続けるとこんな感じに。


丸く形を整えたら濡れ布巾をかぶます。キッチンペーパーを濡らして固く絞ったものでも代用可能。
ラップをかけて水分の蒸発は防げて完璧よ。
冷蔵庫で30分寝かせときましょ。

餃子の餡を作る

皮を寝かせている間に餡を作ります。
材料は、豚ひき肉300g、キャベツ300g、ニラ100g、にんにく5片。

キャベツを粗くみじん切りに。かなり粗くてもOK。

茹でるのが一般的だけど、水っぽくなって食感が無くなるから、わたしは茹でずに作ります。
芯も入れちゃおっと。甘くておいしいのよね。


ニラはよく洗って水気を拭きとって。0.5㎜幅に切ります。

にんにくはみじん切りね。

それじゃあコネコネタイムよ~。


切った野菜、豚ひき肉、調味料(オイスターソース大さじ2、コショウ10振りくらい、醤油大さじ2、砂糖大さじ1、ゴマ油大さじ1)をコネコネ。

うん、いい感じっ。

味見をするとより完璧ね。
少量をフライパンで焼いて。いただきまーす。


ん~ちょっと醤油が欲しいかも。
少し濃いめの味付けにしておきました。
これで餡の完成。

皮を作る

職人のように一枚ずつ丸くできたならかっこいいんだけど、不器用で出来ない。
そんなときは、生地を薄く伸ばして、セルクル型(丸い型抜き)で皮を量産で!

それじゃ実際にやっていきましょ。


まずは生地を4等分にカット。
まな板に少量の強力粉をまぶして、一つ取り出します。

麺棒で縦に数回、横に数回コロコロ。

何回か繰り返して、厚さ2㎜まで伸ばします。

生地の弾力がよすぎるせいか、なかなか伸びてくれない!
手のひらが痛いけどおいしい餃子の為よ~


やっと伸ばせたぁ~。それじゃあセルクルで型抜きをします。

形が整っていてまるで工場で作ったみたいでしょ。皮を重ねる時は片栗粉をまぶすとくっつき防止に。


余った生地は、またこねなおせば再利用可能です。

包む

皮1枚に対して、大さじ1の餡をのせ

ふちに水を少量塗り

ひだを付けながらぎゅぎゅっと包んでいく。

不格好なのも手作り感があっていいわ、ね?

焼く


フライパンに餃子を並べます。
水を餃子の半分ぐらいまで注いだら、蓋をして中火に。


しばらくしてバチバチと音がなるから、蓋をあけてごま油をだら~と回しかけて。
水気がなくなるまで焼きます。水気が無くなってくるとごま油のいい香りがしてくるからそれを目安に。


お皿に取り出して完成!!
ほら、ちょうどいい焼き加減でしょ?

タレは醤油とお酢を適量。
辛いのが得意ならラー油もお好みでどうぞ。
わたしは餃子を少しかじって、そこにお酢をだーっとかける食べ方も好き。

食べてみよう

それじゃ熱々に!!
ハフハフ言いながらの餃子は格別ね。

皮は薄目。透明で中の餡がうっすら見えてるの。これはぜひ自分で作って確かめてみて(笑)
でもしっかり皮の主張があって、つるんとして食べやすいっ!
目指していた、あの懐かしの皮そっくり!

具も味見したからバッチグーね。
茹でずに刻んだキャベツも、シャキシャキ残ってていい感じ。

これは大成功の餃子ね。

皮から手作りはすごく大変。だけど達成感がありました。
伸ばすのが特にね(笑)あの麺棒は100均のだから、もう少しいいやつにすれば楽になれるのかしら。
まだまだ研究の余地はあるけれど、味的には大満足でした。

材料(約70個分)

強力粉150g
白玉粉50g
熱湯100ml
豚ひき肉300g
キャベツ300g
ニラ100g
にんにく5片
オイスターソース大さじ2
コショウ10振り
醤油大さじ2
砂糖大さじ1
ごま油大さじ1

作り方

1生地を作る

強力粉と白玉粉を合わせたら、熱湯を加え、菜箸でよくかき混ぜる。
熱が冷めてきたら、素手でよくこねる。馴染んだら丸く形を整えて濡れ布巾をかぶせておく。

2餡を作る

キャベツは粗くみじん切り、ニラは0.5㎜幅、にんにくはみじん切りにする。豚ひき肉と切った野菜、調味料を加えよく混ぜる。

3皮を作る

生地を4分割する。一つに対し2㎜厚まで伸ばし、セルクル型で型を抜く。

4焼く

フライパンに餃子を並べ、水を半分の高さまで注ぐ。蓋をして中火にかける。
バチバチと音がしたら蓋を外し、ごま油を大さじ1垂らす。水気がなくなるまでそのまま焼いたら出来上がり。

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