夜のスーパーで半額になったカツオの刺身を発見しました。 カツオって生臭いし、美味しく食べられるのか?という疑問がありましたが、安いからとりあえず購入!
家に帰っていざパックを空けてみるとやはり生臭かったのです。
我慢して食べるのは嫌だし、せっかく買ったのに捨てるのももったいない。
そこで、カツオの生臭さの原因や、対策などを調べてまとめました。
おいしく食べられるレシピも紹介しているので最後までご覧くださいませ。
カツオについて
カツオは刺身やたたきにして食べると美味しいですよね!
実はカツオには旬が年に2回あります。
1つが4~5月。
脂身<赤身で、プリプリとした触感。淡白な味わい。
たたきにして食べるのがオススメ。
もう1つが9~10月。
脂身>赤身で、トロリとした触感。濃厚な味わい。
お刺身にして食べるのがオススメ。
カツオの生臭さの2つの原因
生きているカツオの体内には旨味成分の「トリメチルアミンオキサイド」が元々存在しています。
カツオの死後、 細菌がこの成分を分解し始めます。
そうすると「トリメチルアン」という成分が生成されるのですが、これが生臭さの原因です。
時間が経てば経つほど細菌の数が増え、トリメチルアミンの量も増えていきます。鮮度が落ちれば落ちるほど、どんどん生臭くなっていくのです。
カツオはマグロと同じように動き回らないと死んでしまうお魚で、大量の酸素を運ぶための鉄分がたくさん含まれています。 この鉄分が酸化することでも生臭い原因を作るのです。
要は鮮度が良いものを選べば良いというわけです。
鮮度の良いカツオと悪いカツオの見分け方
少しでもおいしいカツオを食べるには、なるべく鮮度のいいおいしいカツオを選ぶことが重要です。
鮮度の見分け方にはいくつかのコツがあるので参考にしてください。
<鮮度の良いカツオ>
- 身が鮮やかな赤い色をしている
- パックを傾けると赤い液体が出ない
- サク(かたまり)で売られている(表面積が少ない→空気に触れずに鮮度が落ちにくい)
<鮮度の悪いカツオ>
- 身が虹色に光っている
- パックを傾けると赤い液体が出る(ドリップといいます)
生臭いカツオを美味しくいただくには
トリメチルアミンはアルカリ性で水に溶けやすく、また揮発性があります。
料理酒をかけて焼くと、料理酒の蒸発時に臭いの成分を一緒にとってくれます。 また、料理酒には魚の身を柔らかくする効果もあります。
他にも生臭さを取る方法は色々あります。
- 酢で〆る
- ヨーグルトに漬ける
- 揚げる
カツオを使った美味しい料理を紹介
カツオの生態から臭いの原因、その対処法までをご説明しました。
ここからは、それらを活かして美味しいカツオ料理を作っていきますよ!
果たして生臭かったカツオは美味しくなるのか?
今回作ったのはこんな感じ。
気になっていた臭いですが、ほとんど感じませんでした。
味噌の焦げた部分が食欲をそそります。
鮮度の落ちたカツオでも美味しくいただけることが証明できましたよ!!
材料
カツオ | 120g |
料理酒 | 大さじ1 |
味噌 | 大さじ1 |
白ゴマ | 大さじ1 |
砂糖 | 小さじ1 |
ごま油 | 小さじ1 |
万能ねぎ | 1本 |
作り方
1タレに漬ける
ボウルに料理酒と味噌を入れ、よく味噌が溶けるまでよく混ぜる。カツオ、白ゴマ、砂糖を加え、絡めるように混ぜる。
2タレに漬ける
フライパンを熱し、ごま油を引く。1のカツオを中火で両面に焼き目がつくまで焼く。最後に万能ねぎを刻んで散らしたら出来上がり。
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