お菓子作りが初めての人でもちゃんと作れるパウンドケーキ

お菓子作りって繊細で難しそう…と思っていて、興味があるのに作ろうとしないのはもったいないですよ！

パウンドケーキはとっても簡単です。なぜなら材料をどんどん混ぜて焼くだけだから。

ふんわりしっとりの生地にバナナの甘さがほんのり香る極上のパウンドケーキの作り方を紹介します。

バター不使用でハードルを下げました

洋菓子においてバターはコクや風味など味の決め手となる材料です。パウンドケーキ作りではバターの使い方が特殊で、空気を含ませるように泡立てることで、焼いた時にふんわりと膨らむようになっています。

とっても大切なバターなのですが、お値段が高いのです。しかもお菓子作りに使用するのは無塩バターといい、有塩バターよりも値段が高いです(塩が入っていない分、保存が利きにくくお菓子を作る人しか買わないから)。まさにキングオブバター、孤高の存在です。

そんなバターの代わりになるのが以下の材料です。

癖のないオリーブ油で生地をしっとりさせます。そしてベーキングパウダーは膨らませ係り。コクや風味をバナナで補います。

どれもこれも安い材料ばかり、なのにおいしいパウンドケーキが作れます。

本格的な道具や材料でなくても作れるのがお菓子作りの面白い所です。

卵は冷蔵庫から取り出して室温に戻しておく。オーブンを180度で余熱する。

ボウルに薄力粉とベーキングパウダーと上白糖を入れ、泡だて器でよく混ぜ合わせる。上白糖が固まっていたら潰して。

別のボウルにバナナを入れ、バナナがドロドロになるまで潰す。2のボウルに潰したバナナを移し、オリーブ油と全卵も加える。ゴムべらを使い、粉っけがなくなるまで切るように混ぜる。

POINT

混ぜすぎると薄力粉の粘り気が強くなって膨らみにくくなります。ゴムべらで「の」の字を書くように大きく、混ぜ過ぎないのがコツです。

キッチンペーパーにサラダ油を少量取り出し、パウンドケーキの内側に塗る。生地を流し、2回ほど高さ10ｃｍほど持ち上げて落として空気抜きをする。

180度のオーブンで30分焼く。竹串を刺して液状の生地が付いていたらさらに5分ずつ様子を見ながら焼く。火が通ったら型から取り出して網の上で荒熱を取り、ラップをして常温で1日休ませて出来上がり。

POINT

焼き始めてから10分ほど経ったら、取り出して真ん中に薄く包丁で切れ込みを入れると綺麗に割れ目ができます。